第七回 スペシャルインタビュー 石川浩子
Q ダンスを始めたきっかけを教えてください
一番始めは3歳の頃で、母がモダンダンスの教室に通わせていました。本格的に学び始めたのは日本大学(4年生)の芸術学部に入ってからですね。大学のサークルでJAZZダンスを習い始めました。在学中にサークルの先輩がBDCに誘ってくれたのがきっかけで、そこから色々とお仕事ができるようになっていきました。
Q プロダンサーになる為に必要なことは何ですか?また長くダンスを続けて行く秘訣はありますか?
まずは人として心の強い人間になってもらいたいですね。今教えをしている中で、心がとても弱い子が多く感じるんですよ。例えば怒られることに慣れていなかったり、すぐ泣いてしまったり、レッスンに来なくなってしまったりするんですね。時代の流れもあるのかもしれないのですが、気持ちを強く持たないと色々なことに流されて負けてしまうので、闘争心や負けず嫌いなところをもっと持って頑張ってもらいたいですね。頑張り方も人それぞれあると思うのですが、マイペースにやって、疲れた時は休んでよいんですよ。もちろんやるべき事はやるのですが、頑張るときは頑張って、疲れた時は休むよう生徒にはよく言っています。そうしてマイペースに続けていければダンスを長く続けていけるきがしています。そうする事で自分は自分という感じで人に流されずにやることができますしね。
Q 仕事での喜びはなんでしょうか
沢山ありすぎてわからないのですが...、きつい事や辛いことを逃げないで乗り越えた時ですね。苦労して出来た作品だったり、生徒達が頑張って踊っているのを見た時など沢山あります。私の場合はきつかったり、面倒臭いと思う事もありますが、逃げずにやったあとの喜びの方が大きいですね。
Q 振付のポイントはありますか?またどんな勉強が大事ですか。
振付のポイントは、最初にどんなイメージにするか、どんなモチーフにするかをしっかりと決めてから作った方がよいですね。ただ、コンビネーションの羅列をすると面白くなくなってしまうんですよ。自分の中で、この曲はどんなイメージにするか、ちゃんとイメージを大切にして作らないと、ただの羅列になってしまうので面白くなくなってしまいます。私の場合は曲を聴いてこんな風に作ろうかなとイメージを決めてから振りを考えています。
それと良いものも悪いものも舞台を観た方が良いですね。最近は舞台を観ない子が多いので、舞台を作る人、物を作る人など沢山観て勉強をしていったほうがよいです。舞台をみて色々な踊り、表現があることを知ってほしいですね。
私が学生の頃はお金が無く、中々観られませんでしたが、どうしても観たい時は母に頼んで、カンパしてもらいました(笑)舞台の良いところ、やってはいけないところなども勉強になります。良いも悪いも見て覚えていかないといけないですからね。
それは例えば舞台があって、「こういうイメージでこの曲を振付して下さい。」と伝えられたときに、舞台の流れを気にしつつ、言われた要望に応えられるようにするのに役に立ちます。その為には色々な舞台などを観ていかないといけないですし、自分の引き出しをいっぱい持つ意味も含めて、色々な舞台を沢山みに行ってほしいと思います。
発表会の振付でも、どんな仕事でも、舞台の流れにそって振付を要望された場合は、好き勝手に作らず、要望されたものをイメージしながら作ることです。どんな曲でも要望されたイメージを大切に作れるようにならなければいけないですし、頭でっかちにならず、自分のスタイルは残しつつ、きちんと要望に応えられるようにすることが大切ですね。
Q 仕事現場(PV、LIVE)の雰囲気を教えてください
私がやっていた現場では、アットホームなところもあれば、緊張感があるところまで様々でしたね。基本的にはもちろん仕事なので、慣れ合いにはならないようにしています。お客様はPVやLIVEにしても本番と完成をみていますが、それまでの過程は楽しくアットホームな時もありますが、ピリピリした緊張感が多かったりもします。スケジュール調整がうまくいかなかったり、演出上の問題が出てきたりして大変な時もあるのですが、最終的に本番が始まって踊り始めると大変だった分楽しくはなりますね。 それと芸能人をみてキャピキャピしてしまうとダメなので、きちんと仕事として捉えてやることが大切です。
Q これから学生に伝えて(教えて)いきたいことはなんでしょうか
そうですね。辛いことやきついこと、面倒だと思うことを逃げずにやってもらいたいです。楽をして良いことはこないので。楽しく踊るのはもちろんなのですが、楽しく踊る前にはきついこと、例えばアップだったり、基礎体力をつけてから踊らないと意味がないような気が私はしているので。きついことを逃げないでやることを教えていきたいと思っています。教える側としてそこは分かってもらいたいですね。今の子は楽をして楽しいことに行きがちなのですが、辛いことやきついことを乗り越えた時には最後には絶対に喜びが来ることを教えていきたいです。
あとは大きな仕事も小さな仕事もきちんとやることですね。小さな仕事をけって大きな仕事をとるような事はしてはいけません。そのような行動をしていると結果的にはこの業界から消えていってしまうので。例えば先に小さな仕事を受けたすぐあとに、大きな仕事が入ってきたとしても、最初に受けた仕事をきちんとやる事が大切です。そうしないと信頼がなくなって仕事も来なくなってきてしまうので受けた仕事からきちんとやることが大切ですね。
Q この学校ではどんなレッスンを行っていますか?
私的には厳しく、今の学生を見ていると基礎体力が弱いので、まずはそこに重点をおいてやっています。クラスではジャズダンスの中でも色々なタイプの踊りができるよう教えています。
Q 講師からみた東京ステップスの良いところ雰囲気を教えてください
学生たちが明るいですね。前向き取り組んでいるところも教えやすいですね。館内に交流の場があってとてもよいと思います。
Q 入学を検討している方たちへメッセージをお願いします
この学校に入学したらレッスンを休まないで、お金を払った分取って帰るくらいの気持ちで練習をしてほしいなと思います。私自身レッスンを休んでいるともったいないと思うので、若い時は一生懸命取り組める良い時期だと思うのでレッスンを休まないことが一番大事だと思います。自分でバイトして入学した人、親に出してもらっている人、それぞれだと思いますが、お金を無駄にしないように頑張ってほしいです。
私は皆様が入学して良かったと思ってもらえる様にしっかり教えていきます。
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